テレアポを始めた時のことは、今でも忘れません。
当時、私は既にトップセールスとして、それなりの活躍をしていました。
そのため、テレアポについても簡単に考えていました。
「テレアポだって営業のひとつなんだから、
対面営業と同じようにやればきっとうまくいくはず・・・。」
しかし、いざ電話をかけはじめてみると、ぜんぜんうまくいかない……。
“アポイントさえ取れれば、契約はとれる!” という自信はあったのですが、気持ちばかり空回りして、誰一人としてまったく話を聞いてくれなかったのです。
「自己紹介をしただけで切られる(断られる)……」
「ハナから話を聞いてもらうこともできない……」
そしてついには、
受話器を持つ手が動かなくなっていました。
そこから私の挑戦の日々が始まりました。
話を聞いてもらうことすらできない
そこから、挑戦の日々が始まった
こんにちは。赤嶺哲也と申します。
私は営業のコンサルタントとして、今でこそ20を超える業界において、営業トーク、テレアポトークを構築し、売り上げアップのお手伝いをすることができていますが、かつては上記でお話しした 悔しい体験 をしてきました。
しかし私は、そんな状態にあってもけっしてテレアポを「辞めよう」とは思いませんでした。
それは、その問題点が「トークの組み立て方にある」ということが明確になっていたから。
「このままのトークで電話をかけていても、絶対にアポイントを取ることはできない……」 そう確信した私は、今まで対面営業でもそうしてきたように、あらためてテレアポでのお客様の反応からその心理状態、つまり「電話をとるお客様の気持ち」を考え、電話での営業トークを一から見直そうと決心しました。
もともと理系出身だった私は、“ 電話を1件かけては、話した内容、相手の反応を書き出していく・・・ ”、このような地道な作業によって“仮説”と“検証”を繰り返し、徹底的にトークの成果を分析していったのです。
そうして、「テレアポ特有の相手の心理状態」に合わせたトークシナリオを完成することができました。
その“仮説”と“検証”を繰り返し、成功事例だけを選び残してきたトークシナリオ によって、結果として、61.8% というアポイント獲得率を出すことができたのです。現在、その私のテレアポ法は、数々の業界で成果を発揮いただいています。
私が、ただ闇雲に同じトークを繰り返すのではなく、1件1件の電話ごとに徹底的に分析をしてきたことによって見えてきた、
“テレアポ特有のお客様の心理状態の変化”とはどのようなものなのか?
そして、
その心理状態の変化に合わせたトークの流れにある「秘密」とは何なのか?
その具体的なノウハウはもちろん、そのトークが完成するまでの過程についても、この本では包み隠さずお伝えしています。
トップセールス育成塾代表 赤嶺哲也
徹底的にトークを分析
獲れるテレアポトークを完成
はじめに――
- ・売れない時代に売るためのやり方
- ・「メリットを伝えるデメリット」もある
- ・今まで学んできたことが成果につながらなかった理由は?
- ・本書の構成と実践法
第1章―「テレアポ」で心が折れそうになっていませんか?
- ・話も聞いてもらえないテレアポの現状とは?
- ・あなたの上司「勘違い体育会系」じゃありませんか?
- ・「根性論」でのテレアポは仕組みとしてきつすぎる
- ・売れる営業マンでも苦労するテレアポ
- ・受話器をもつ手が動かなくなってしまう
- ・そもそも「知らない人」から電話がかかってきたらどう思う?
- ・きっかけは1本の電話
- ・まずは「テレアポ」の本質に気づく
- ・あがり症・話しベタ研究員がトップ営業マンに!
- ・「営業の才能」なんて無い!
- ・アメリカで出会ったプロの姿勢
- ・人は「ストーリー」に惹きつけられる
第2章―まずは「テレアポ」の間違ったイメージを捨てよう
- ・テレアポがひたすらつらいのはなんで?
- ・電話の相手の目線で考えてみる
- ・最初の 20 秒は「切れない」時間
- ・「もうちょっと聞いてもいいかな」が最初の目標
- ・ テレアポに適しているのは「ひょっとして」のトーン
- ・「明るく」「元気よく」話してませんか?
- ・自分がイヤな気分なのに相手が気持ちよさそうだったら
- ・「体育会系トーン」も「流暢なトーン」もダメな理由
- ・相手の注意を引きつけるトーンは?
- ・対面営業ではよくても、テレアポではダメなこと
- ・テレアポの本当の役割とは?
- ・テレアポでは「映画の予告編」を狙え!
- ・「その話の先を聞いてみたい」と思わせる仕掛けを
- ・気を惹くためには「演出」が大事
第3章―テレアポで成果を出すための「営業」のとらえ方
- ・営業の「あるべき姿」が見えているかがテレアポの成否を決める
- ・数字に追われて見えていない基本
- ・テレアポも「営業」である
- ・営業のあるべき姿(スタンス)とは
- ・営業パーソンよ、プロであれ!
- ・相手から頼りにされる営業になるために
- ・売上を上げるより大事な営業の本当の役割とは
- ・顧客は自分になにが必要か知っていますか?
- ・プロとして、相手の役に立つという姿勢を
- ・「営業戦術」ではなく「栄業選術」という考え方を
- ・顧客は「敵」ではない
- ・プロとしての知識をつけよう
第4章―相手の反応を劇的に変える「ACSTRA」の法則
- ・超高確率のアポイントを実現する「ACSTRAの法則」
- ・ストレスから解放されるためにできあがったテレアポ法
- ・ACSTRA(アクストラ)の法則とは?
- ・「ACSTRAの法則」の使い方
- ・ATTENTION︱注意を引く
- ・CONFIRMATION︱確認する
- ・SPECIALTY︱特徴を紹介する
- ・TRUST︱権威づけをする
- ・REASON︱理由説明
- ・ACTION︱訪問を切り出す
- ・臨機応変に「Action」を
- ・自分が話すべき相手を引っ張り出す、受付突破方法
第5章―話すべきことが見えてくる魔法の7つの質問
- ・「何を」、「どう」伝えるべきなのかシナリオを完成させる7つの質問
- ・あなたが伝えたいことではなく、相手が伝えられたいことを考える
- ・7つの質問① あなたの商品は「どのような人」に「何のために」使われているのか?
- ・7つの質問② あなたの商品にはどんなメリットがあるか?
- ・7つの質問③ ②で挙げた各メリットは、なぜ出せるのか?
- ・7つの質問④ ②で挙げた各メリットについて、競合商品とどう違うのか?
- ・7つの質問⑤ あなたの顧客が興味をもつ(欲しがる)情報とは?
- ・7つの質問⑥ 顧客を安心させることができる実績とは?
- ・7つの質問⑦ その会社(個人)に電話をかける理由とは?
第6章―テレアポを「楽しむ」こころがけ
- ・考え方をちょっと変えれば気持ちも楽になる
- ・気持ちよく働いていくために
- ・「顧客を探す」のではなく「ふるいにかける」という発想で
- ・「商売」という枠を打ち破る!
- ・顧客にも「おもいやり」は伝わっていく
- ・「伝えようと思っていた」では相手を裏切ることになる
- ・テレアポは出会いをつくる「素敵な仕事」
- ・テレアポは困っている人を助けられる
- ・テレアポに罪悪感を感じる3つの理由
- ・継続的に高いアポ率を獲得するために
- ・自分のシナリオ・マップを進化させる
- ・これから実践していくあなたへ
このテレアポノウハウを実践した方々から、以下のような声を頂戴しています。